術後13日目

入院生活も飽き飽きしてきた13日目。早くおうちに帰りたい…という願いが叶ったのか、

排液が順調に減り、形成の先生から「もう一本も抜いちゃいましょう!」とOKが出て、晴れて管なしの自由な身に。ああ、余分なものがついてないって、こんなにフリーダム…そしていよいよ明日には退院できる…!感涙。

看護実習生さんがこの日で最後だったので、丁度ドレーンを抜いた後の姿を見てもらえてよかった。とても喜んでくれた。

実習生さんとグルグル歩き回っていた時に、手術の話になった。切り取った私の胸の重さは280gだったらしい…。「お肉屋さんの計りみたいなので計ってました!」と…笑。想像すると、ちょっとグロい。しかしある筋から聞いた話では、検死の際もいちいち臓器の重さを計るらしいので、さもありなん。

このコロナ禍で、病院からの外出は禁止されているけれど、実習生さんがほんの少しならいいみたいです、と言ってくれたので、病院の出入り口に出てみた。2週間ぶりの外の空気…寒い 笑。季節は着実に進んでいる。樹々の紅葉が綺麗だった。

病室に戻って、軽いリハビリ。退院後の生活の注意点の冊子をもらってこの日は業務終了。腕も床と水平くらいには上がるし、もうガシガシ動かしても良さそうだ。早く武道の稽古にも復帰したい。

 

乳腺の先生もやってきて、退院許可を出す手続きをしてくれるとのこと。結局金曜日退院になって、よかったよかった。夫も仕事を休んで迎えに来てくれるらしい。

実習生さんが改めて挨拶に来てくれた。彼女のおかげで、不安な手術や術後を乗り越えられたし、しっかりリハビリできてとてもよかった。スペシャルな看護をありがとうございました。素敵な看護師さんになってね。

 

乳がん友達のHさんは、まだドレーンが抜けず、私より1日遅れで退院することになったと。私のほうが、ドレーン1本目が抜けるの遅かったのに…こういう事もあるんだな。

 

夕方に、次の外来受診日の予約票を受け取り、何となく退院の準備を始める。もう入院なんてしたくない!と思うけど、シリコン入れ替えの為に、もう一度入院しなければならない。当然もっと短期間だし、身体の負担も少ないけど、やっぱり嫌だな。まだ自家再建も迷うし。